「~円からお預かり…」は誤用の論理

相変わらず、「から」に「むかつく」「いらない」「違和感を覚える」などと書いているブログが後を絶たないので、この者たちの論理を推察してみた。

それは、、、

先ず、「~円から頂戴いたします。」「~円から頂きます。」の場合だと、「1,000円から商品代金の856円を…」と解釈するようである。

しかし「学生アルバイトの御前が貰うのか?」とツッコミを恐れて「頂戴」を「お預かり」に変えると、「つり銭を数える間」の一時的な「お預かり」と解釈し、「商品代金の・・・」が「箸にも棒にも掛からない」ほどの「視野狭窄」を起こしてしまうようである。

「856円のお買い上げです」に続く言葉である上に、「『から』が付くということは『千円をまるまる預かる』訳ではない。としたら・・・」と普通に考えれば、残るは「お買い上げ金額の~円を預かる」しかないはずだが。

昔は、業種にもよるが、「○○円のお買い上げです。」とは言わず、いきなり「○○円を頂戴します」と言ってくる場合が有ったと記憶しているが。 一応、それなりの交渉をして購入を決定し、商品を梱包して持って来て、「○○円を頂戴します」で、商品とお金を交換。 で、お釣りが有れば一旦引っ込んでお釣りを持って来て、渡して「毎度あり~」。

時代劇の峠の茶店で、「おやじ、勘定。」「へい、3文頂戴いたしやす。」が普通だと思うが。

昔は「金を受け取る者」=「店主」が多かったが、近年では「金を受け取る者」≒「学生アルバイト」≒「未成年」となっているので、「頂戴」では「おじちゃん、お金ちょうだい!」と紛らわしいので「お預かり」となるのが自然であり必然でもあると思うが。

結論:

これでもまだ「未成年の学生アルバイト」相手に「『から』は不要だと理解して『頂戴!』」ですか?

ファミレス・コンビニで使われるマニュアル敬語, 日本語の間違い

eid=950467

投稿者: りする?猫文

世相を理数る?猫文