「『凄い美味しい』は文法的に間違いだ!」と、偉そうに言ってる奴らがいるが、まったくのバカ丸出しである。
なぜなら、、、
「この料理は、『凄い!』、『美味しい!』、『素晴らしい!』の三拍子が揃っている。」と言った表現に問題がないからである。
つまり、「凄い美味しい」は確かに文法違反だが「凄い。美味しい。」と、句読点を挟めばなんら問題の無い表現となるからである。
「書き物」であれば一目瞭然であるが、選挙演説などの場合は、断定的に「今、句読点を入れていなかった。」などとは言えない筈なのだから、ツッコミを入れて悦に入っている奴の方が、明らかに「バカ丸出し」である。
更に、「『日本』という名の国は素晴らしい。」と普通にいえばいいのに、「素晴らしき国。 その国の名は『日本』」とわざわざ「日本」を後回しにしていうのは「文芸作文」では使い古された手法であるし、また、あまりにもの「凄さ」のため「凄い」が先に口を突いて出、後から「何」が凄いかを言っているだけ、との解釈も十分にできると思うが。
「国語は、数学と違って色々な答えがある」などと「文系」の連中がよく口にするが、ご覧の通り、「文系」の連中の方が一つの事に囚われ易く、短絡的に正誤を付ける視野の狭い「デジタル思考」であることがよく分かる。
結論:
アナログ放送終了に伴って、「文系」が勢い付く模様!
蛇足:
- 凄い美人
- 美しさも然る事ながら、それを凌駕するほどによくできた人
- 凄い美しさの持ち主
- 凄く美しい人
- 確かに美人ではあるが、人としては問題外
- 凄い大男
- 大きさよりも男らしさが目立っている人
- 凄く大きな男
- デカイだけの男
- 凄い先の話
- 明日発売予定の、プラチナチケットの話し
- 凄く先の話
- 100億年後のゴキブリの地球侵略完了の話し
- 凄い上り坂
- 平坦な道と見間違えるほど一直線に果てしなく延びている坂
- 凄く上る坂
- 超高い山頂へ続く坂
- すごい面白い人
- DVDで代用できる人間国宝になった漫才師(2012/07/27)
- すごく面白い人
- BDでも収まらないお笑い芸人(2012/07/27)
「~い」は名詞を修飾し、「~く」は動詞・副詞・形容詞などを修飾するのである。
従って、「凄い美味しい。」は修飾先が無いので文法違反だが、「凄い美味しい話。」の場合、「凄い」の修飾先は「話」であり、「儲けが大きい」という話ではなく「ウケること間違い無しのネタ話」という意味である。
確かに、圧倒的多数は「美味しい」の方を強調し、「話」の方を強調する意図を持っているものは皆無だろうけど。。。
蛇足のネイルアート:
- 「上り坂」と「下り坂」
- 坂に上りも下りも無い。人間の作った規則をまるで宇宙の法則であるかのように評しているいい例。