うどんの腰は噛むもの?

笑っていいとも(2006年9月6日水曜)のテレフォンショッキングでタモリが、「腰のあるうどんは噛むもの」であるかのようにやたら強調していたが、、、

讃岐うどんは噛まずに飲むものであることを知らないようですね。

讃岐うどんは喉越しが命。 角の有るうどんが喉を通過していくのを楽しむのが讃岐うどんであり、角を保つ為に腰を強くしているのである。

タモリは恐らく「喉越し」を、「歯応え」または「噛み応え」と、或いは「のど腰」と(凄く)勘違いし、思い込んでいるのだろう。

どうも最近では、テレフォンショッキングのゲストの方が、タモリの日頃の言動を知っていて、タモリに話を合わせている節が多々見受けられる。 気のせいじゃないと思う。

ホリエモンがああいうことになった所為もあってか、タモリに(はorも)逆らわないで置こうという雰囲気があるのでは?

イエスマンばかりになると後は大概。。。

ついでに、トータス松本が「うどんは消化が悪い。肉の方が消化がいい。」と言っていたが、これは眉唾物である。

確かに動物性タンパク質は消化がいいが、それは油脂分の少ない、鳥のささ身やゆで卵などの話であって、単に「肉は消化がいい」と言われたのでは信用できないし、同列に置かれた「うどんは消化が悪い」も当然、信用できない。

消化の悪いものは、食物繊維で被われた野菜類と油脂の多いものである。

油脂が消化に悪いのは説明するまでもないと思うが、一方、食物繊維は、定義そのものが「胃酸で消化されないもの」となっているので消化が悪いのは当り前。

ただしここで注意すべき点は、食物繊維は小腸や大腸で腸内細菌の餌になり、つまり、腸内細菌によって消化されて、さらにその腸内細菌から排泄された排泄物を最終的には大腸から吸収することになる。

結局、食物繊維も全部ではないが間接的に消化吸収されるため、カロリーはゼロではない。

ダイエット食品や甘味料の中には、食物繊維だからカロリーゼロと謳っているものがあるが、当然、嘘である。

結論:

タモリさん、話の腰を折って悪いが、うどんは腰が折れて喉に刺さったりしないので安心して鵜呑みにしてください。

追記:

思い返すと確か、トータス松本は「うどん」と題した映画のポスターを持参し見せていたから、「うどんは消化が悪い」というのは、映画宣伝用の話題作りのためのリップサービスと取るべきだろう。

言葉の間違い, さぬき, かむ, のどごし, 腰, 丸呑み
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投稿者: ごねる? 猫飯

語彙も誤謬もごねる?猫飯