扇風機とクーラーの使い方で、根本的に誤解されている事を一つ。
それは、、、
扇風機は、対象物の周りの温まった空気を新しい空気と入れ替えることで対象物を冷やすので、新しい空気より温度を下げる事が出来ない欠点がある。
対象物が水分を含んでいれば、蒸発を促進させて気化熱分空気より温度を下げる事は出来るが、表面が乾いてしまえば、結局空気以上に温度を下げる事は出来ない。
もっとも人間の場合、皮膚のべた付きが無くなるだけでも気分は良くなるが。
一方、クーラーは空気を圧縮したり膨張させたりして直接温度を下げるので、外気温よりも低い温度にまで冷やせる。
実際には空気の代わりに専用のガス(冷媒)を使い、さらに冷媒を再利用する為に封じているので金属を介して室内の空気を冷やす。
つまり、書類や伝票を扱うオフィスなどでは、風を送って対象物を冷やす扇風機では書類や薄っぺらい伝票が飛び回って仕事にならず、空気を直接冷やすクーラーが必需品ということである。
単に「クーラーの方が涼しい」という理由だけでクーラーが普及したと考えていると「バカ」であり、かといって、2,3度ていど温度を下げるだけなら、消費電力が10%~20%で済む扇風機に変えろと、安直に考えるのもやはり「バカ」である。
まずは扇風機をつけ、それでも暑くなったらそのままクーラーをつける。
結局要点は、扇風機とクーラーを併用しろということ。
最近は、オフィスのペーパーレス化が進んでノートPCだけをデスクに置いている風景を見ることがある(案の定、お役所)が、こういった部署では扇風機の設置を法律で義務付け、守らなければ罰則を科すべき。
もちろん、伝票の類を扱っているとは思えない一般家庭にも義務を科してもいいだろう。
ただし、風の中にいると意外と水分の蒸発が多くなるので脱水症状には注意が必要だが、汗を掻くと断然涼しさが違うので、汗を掻くためにも確りと水分を取ろう。
結論:
クーラーを(付or点)けると扇風機を消す奴が、一番のバカ!
スーパークールビズで誤魔化してもバレバレ! 無駄ですよ!
追伸:
寝タバコに風を送ると一気に燃え広がることになるので、扇風機は下半身に向けて、上半身は夏の暑さに耐えましょう。