「極め付け」を誤用と決め付けて、安易に「極め付き」に言い換えると「詐欺」に問われる事に成りますよ!
なぜなら、、、
- 極め付け
- 「極め書き」は付いていないけれど、「付けるに値する品」。
- 極め付き
- 正真正銘の「極め書き」が「現に付いている品」。
という意味だからである。
つまり、古美術の世界、特に日本の茶器や掛軸などでは、正真正銘の「極め書き」が張られた箱の有無で、実際に売買価格が大きく変わるのであり、しかもテレビ番組が成立するほど今でも活発に取引されているのだから、運が悪いと裁判沙汰になる可能性は十分にあるからである。
結局、機械的に「極め付け」を「極め付き」に置き換えることは、現場を知らない虫の食った古文書ばかりを見ている者の戯言(たわごと)という事になる。
もっとも、「け」と「き」の些細な違いだけでは、裁判になっても「言った。言わない。」の水掛け論に終始することになるだろうから、「司法」では「極め付け」も「『極め書き』が付いていると言ったと見做す」というなら賛成である。
しかし「ことばの解釈」でいえば、全く別物であり、単に「誤用」で片付けようとするのは「ウマシカ丸出し」である。
「答えが一つしかない数学とは違う」といって置きながら、結局、電車でも無いだろうに轍通りにしか思考を廻らせられない「文系」が多過ぎますね!
結論:
些細な違いにも、見極めを付けられる目を養いましょう!
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