「焼きそば」で「御座る」のですか?

「こちら、コーヒーになります」は間違いで、正しくは「こちら、コーヒーでございます」が正しいらしいが、そもそも「ございます」は漢字で書くと「御座います」であり「御座る」は本来、「あちら、殿に御座る」、つまり「あそこに座っているのが殿だ!」という意味。

すると、、、

「こちら、焼きそばでございます」は「この皿の上に鎮座しておられるのが焼きそばだ!」という意味であり、「焼きそばが座っている」などと言って良いのか?、更に「焼きそば」如きに「御」を使って良いのか?、という疑問が湧いてくるのだが。。。というよりバカ丸出し!?

それとも、「こちらが焼きそば」で、「(注文主の)あなたは、御座っている」と言っているとでも、いうつもりか?

日本人が韓国人の物真似をすると文末に「~スミダ」を多用するのと同じで、芝居小屋の作家連中も武家や役人の台詞として「~で御座る」を乱用したであろう事は容易に想像できる。

実際、Web辞書などを検索してみると、「御座」を含む語には小項目の一つ一つにまでことごとく文献が用例として引き合いに出されている。

明らかにほかの語句より参照されている文献の割合が多く、物書き連中が好んで使ったことが分かる。

それにしても、この手の文献を引き合いに出してくるのには飽き飽きする。

こういった手合いは、わざと間違えたり、執拗に誇張したりして、世間の注目を引こうとしているのに決まっているのに、こういった文献を正誤の根拠として引き合いに出してきているとしたらほとんど詐欺である。

漢字に、常用漢字と非常用漢字があるのと同じように、「正しい表現」と『「表現の自由」に基づく表現』とを区別するようにして貰いたいものである。関連:間髪(はつ?)を容れず

結局「ございます」と仮名書きにして有耶無耶にしているのだろう。

というより、「焼きそば」など対象物を選ばず手当たり次第に「お座りになっている」と、物書き連中が面白おかしく書き捲った結果だろうに、語学者連中はそれを真に受けているのだろうか。

現代では、「ある」の丁寧語として「御座います」が位置付けられているようだが、これだと「こちらにコーヒーがある」と言っているに過ぎず、これこそ「見れば分かる事を一々勿体付けて言うな」という事になると思うが。

やはり、「こちら、コーヒーになります」といって、「お前がコーヒーを注文したのだから、当然の結果として、ここにコーヒーが出て来ることになるだろ」「コーヒーを注文したら当然コーヒーが出てくることになりますよね」と言った方が、ブー垂れる奴を黙らせられると思いませんか?

「コーヒー」を注文して「焼きそば」が出てきて「こちら焼きそばで御座います」では「確かにこれは焼きそばに間違いありません。。。が、私が注文したのはコーヒーのはずですが。。。」と返す頃には、もう誰もいなくなっていると思いませんか。

ウエーター・ウエートレスの皆さん、もし「じゃあ、今は何なんだよ」、「いつコーヒーに変わるのか?」などと言われたら、「えっ、コーヒーを注文されたのではないのですか?」と言いながら一旦コーヒーを下げ、「コーヒーを注文されたなら、結果はこのようになりますよね」と言いながらコーヒーを出しましょう! 何だったら、マジシャン風に布を被せておいて。。。

「既にコーヒーになっていますが」と言われたら、「そうですね、コーヒーを注文なされたのでこうなりました」と返しましょう!

「もう、コーヒーになっているよ」と言われたら、「結果オーライ!」と言いましょう!

結論:

それでも「コーヒー焼きそば」と共に「誤猿」はかっ歩する。。。の?

関連:

こちら、○○になります

蛇足:

Web辞書で”御座”を含む語を検索してみると中川翔子張りの語尾のオンパレードだね。。。しょこたんガンバレ!

マニュアル敬語, バイト敬語, ことばの乱れ

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投稿者: ごねる? 猫飯

語彙も誤謬もごねる?猫飯